金属アレルギーについて|ハンドメイドパーツ
目次
知ってほしいアレルギーと私の取り組み
はじめに
現代社会におきまして人体にアレルギーを引き起こす物質は多々ございます。
また症状の出る物質、タイミング、症状は人それぞれ違いますので
今回は【Hanakago.Craft】当店で一番多く扱う金属を例にあげ、説明と歯科技工士として学んだ私が目指す取り組みについても記載させていただきます。
あきらめないで
アクセサリーを作っている私が金属アレルギーのお話をさせて頂くと皆さんはピアスやネックレスなど装飾品を想像なさると思われますが、実は金属は食材などにも含まれています。穀物、豆、魚とあらゆる食材です。
そして自然界には多くの種類のアレルギー原因物質がありますが、どの物質でアレルギーを発症しているのかを調べる事はできるのです。
アレルギーの血液検査・パッチテスト・金属アレルギー検査・パッチテストパネル検査など専門の医療機関でご相談されることをお勧めします。
知ってほしい事
まずは大前提として全ての方に絶対安全な物質や素材は無く対策としてご覧ください。
現在ハンドメイド制作に使うパーツ、特に金属においてアレルギー対応と銘うっている商品が主流となってきております。
ピアスを例に材料の紹介させていただきますと、チタン合金、サージカルステンレス、樹脂、貴金属合金、ゴールドメッキといったところでしょうか。
私もお客様のご要望あればどの材料でも製作させて頂ける様にご用意はしておりますが、合金は加工しやすくする目的や見た目をよくする、強度を上げるなどの目的でアレルギーを引き起こしやすい金属が混じっています。
樹脂パーツは強度の問題、メッキは装飾、防食、特性付与のためにおこなうものです。
そしてサージカルステンレスですが実はアレルギーを引き起こしやすいクロム・ニッケル・鉄が含まれています。
ですがステンレスは、本来は錆びやすい鉄にクロムを合金することで、表面が不導体被膜というバリアで覆われるために金属のイオン化を防ぎ、体内へ金属が吸収されるのを遮断してくれるのです。
不導体被膜が破れても空気中の酸素とクロムが反応し瞬時に被膜を再生するため、鉄が酸化する時間はないといってよいのですが不働態被膜は塩素に弱いため、塩素にさらされるような状態ですと再生が間に合わず、腐食が進行するケースもあります。
ですのでサージカルステンレスのアクセサリー使用後は塩素の汗などを拭き取り保管して下さいね。
ところでサージカルステンレスって少し暗めの銀色です。サージカルステンレスの表面にゴールド色などにメッキしてしまっては金属アレルギー対策用とはなりにくいと思いいます。
人体に最も優しい金属
実は私も金属アレルギーです。サージカルステンレスは長期間付けたことはありませんが18Kもダメでしたが唯一純チタンは大丈夫でした。
純チタンは組織親和性が高く、骨と強固に結合する特徴のある金属で地球上で人体に最も安全な金属といわれ軽く強固で耐食性に強い金属で、それゆえ加工が難しく高価な金属です。
アレルギーが理由で純チタンを選ばれるお客様に気を付けて頂きたいポイントは純度です。合金ではなく純チタン、JIS規格においても1~4種まであり純度99.5%以上の1種のものをお勧めいたします。
製造者責任
製造物責任(PL)法はハンドメイドの業界でも当然他人事ではありません。
パーツを購入し制作販売する責任問題は難しい事と思いますが大切なのは取り組む姿勢だと思います。
私の安心安全に取り組んでいることはこのブログのアレルギーに対する事だけではありません。
ワイヤーをカットした端を切りっぱなしにせず丸める事や商品完成後に皮膚を傷付ける様な鋭角な所がないか検品をします。
美しく楽しんで頂きたい商品で大切なお客様のお肌などを傷つけては大変です。
まずできる事をして、お知らせできる事を記事として取り組んでまいりたいと思っております。
Hanakago.Craf Nagi / 凪
関連情報
ハンドメイドアクセサリーショップ | Hanakago.Craft
Hanakago.Craft
【Hanakago.Craft】では自然や生命をコンセプトととしたハンドメイドアクセサリーを販売しております。
心を癒してくれるアクセサリーを身に着けることで、いつも以上にお出かけをするのが楽しみになること間違いなし。
ご自宅用はもちろん、大切な方へのプレゼントにもおすすめ。
オーダーメイドも承っておりますのでお問合せください。
屋号 | Hanakago.Craft |
---|---|
住所 |
〒916-0425 福井県丹生郡越前町高佐19-62 |
営業時間 | 9:00~20:00 |
定休日 | 不定休 |
代表者名 | 山口 章 |
nagi.craft@hanakagoflower.com |